愛されるマホガニー


 

チーク、ウォールナットと並び、世界三大銘木に数えられているマホガニー。

 

紅褐色の濃淡が作り出す端正な光沢。
年月を経るほどに、その色合いにより深みが増し、
使い込むほどに愛着が増していきます。

気品あふれる家具や空間を作り出し、古くから現在まで欧米の紳士淑女に愛され
ているマホガニーの魅力について、そして、VELEXが所有するマホガニーについても、ご紹介いたします。

                                           
 

ヨーロッパで高い評価を受けるマホガニー



かつて、家具はヨーロッパの王侯貴族などの富裕層が、広大な城内のダイニングやホールを飾る調度品として作られてきました。富の象徴ともいえます。 マホガニー製の家具は1720-1770年に人気を博し、アンティーク家具の材料となるマホガニーは、高級木材として、高く評価されるようになりました。



 

この当時人気を博したマホガニーはキューバマホガニーまたはスペインマホガニーと呼ばれている
Swietenia Mahogoni Jacq.  Narrow Leaf (ナローリーフマホガニー)で17世紀から19世紀にかけての
高級家具の素材の代名詞的存在となりました。

その美しさは、まさに華麗そのもの・・・「木の女王」であり、それを世に知らしめたのは、
アダムやトーマス・チッペンデールです。

現在は絶滅危惧種としてワシントン条約にも登録され市場には出回らない材木となりました。





ワシントン条約による取引制限


マホガニー材の主な産地は中米から南米アマゾンの原生林。「森の宝石」「赤い黄金」と呼ばれるほど、マホガニーは最上級の木材として、高値で取引されてきました。そのため、原産地では乱伐が横行し、マホガニーの分布する森林は壊滅的な打撃を被りました。

ワシントン条約によって取引制限されており市場にはほどんと出てこない状況です。
 

ホンジュラスマホガニーとは



 

ワシントン条約の付属書IIに登録され、現在は伐採禁止になっており、木材販売会社が入手するのに様
々なコストがかかるため仕入れ価格が高騰しやすく市場に出ることのない稀少材です。

「Narrow Leaf(ナローリーフマホガニー)」と「Broad Leaf(ブロードリーフマホガニー)」
は生息地が異なります。比較的細い葉を持つ「ナローリーフマホガニー」は、概ね標高800m〜1200m
ほどの高い場所で水が少ない所で生育し、木目は芸術的な「炎模様」が特徴です。
大きな葉を持つ「ブロードリーフマホガニー」は、概ね標高200〜800mほどの比較的低い場所
で水が沢山ある所で生育し、木目は愛らしい「リボン模様」が特徴です。

マホガニーは割ったその瞬間、とてもきれいな桃色になります。
これが時間と共に変化し、マホガニー色に変わっていき、きらめきが加えられます。

VELEXでは、この美しい稀少材を確保し、お客様にお届けいたしております。

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アフリカンマホガニーとは



 

同じセンダン科のアフリカンマホガニーは材質もよく、ホンジュラスマホガニーと非常に似ているため、
近年作られたヨーロッパのマホガニー家具の殆どは、アフリカンマホガニーを使用しています。

アフリカンマホガニーは、西アフリカから中央アフリカの熱帯降雨林地帯にかけて広く分布していますが、
マホガニーに続き、アフリカンマホガニーも需要の過多、また内戦などの情勢不安により、今ではその数が
相当減ってしまっているようです。


VELEXの提供するマホガニーについて


               

VELEXのマホガニー製品は、アフリカン マホガニーを使用しています。
また、VELEXではさらに希少なブロードリーフマホガニーを入荷することができるようになりました。

それぞれのマホガニーの美しさを味わっていただきたいと思っています。

 



    
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